日本有機地球化学会が発行するResearches in Organic Geochemistryに共著論文が掲載されました。
グリーンランドの原生界およびベトナムの古生界堆積岩試料を用いた三環性と四環性テルパンの分布やマススペクトルを報告した技術論文になります。
試料に高濃度で含まれる直鎖のアルカン成分を尿素アダクト法を用いて取り除き, 微量成分の検出・同定を行っています。前処理の試料の汚染除去から尿素アダクトまで非常に手間と根気のいる工程でしたが, 筆頭著者の四木さんの丁寧な作業の賜物です。今後他の詳細な分析結果も報告が続くことだと思います。
詳細は論文を参照ください。
四木りさ, 池田 A. 雅志, 安藤卓人, 高嶋礼詩, 小松俊文, 沢田健 (2024): 原生界および古生界堆積岩中の三・四環性テルパンのGC-MS分析, Researches in Organic Geochemistry, 40(2), 25-41. https://doi.org/10.20612/rog.40.2_25